ドラコ・マルフォイと、頼んでもない従兄弟(本当にありがとう)
ドラコは不思議に思った。一体なぜ、メルリンの御名において、いつも自分の家族が破滅を招くのだろうか、と。ハーマイオニーが話してくれた、とんでもないマグルのクリスマスのキャラクターのような、めちゃくちゃなバージョンだ。一度くらいは、遠いウェズリー家の親戚が道を踏み外したり、あるいは、自分と血縁関係のない誰かがそうなることは、なぜできないのだろうか?だが、それはあまりにも簡単すぎるだろうと、ドラコは思った。そして、もし自分の生き方というものがあるならば、それは常に恐ろしく困難なものだった。
ドラコはホグワーツ魔法魔術学校で3年生になる。そして、今回はドラマや命に関わる陰謀に慣れているだろうと自分が期待していたなら、悲しいことにそれは間違いだった。