魂に良い
鬼は不自然なほど完璧なアーチを描くように片眉を上げる。「私の管轄ではないな、告白は?」
「面白いと思うだろう。まあ、そうかもしれない。」彼の口角は、神経質に上に上がるが、彼の目にはあの表情がある――温かさと思慮深さの入り混じった表情が、意味を理解する前からさえクロウリーを惹きつけていた。あれから長い年月が経った今でも、どう対処していいのかまだわからない。
「エンジェル、君はする必要は無いんだぞ」と彼は切り出す。「ずっと、君には、それは――長計略って言うんだっけ?」
アジラフェルは、今回は罪悪感を感じていないが、告白すべきことがある。
クロウリーは自分が罪悪感を持っているとは思っておらず、何も告白するつもりはない。両方とも、彼は間違っている。