純粋な時のみ
トニーは機知に富んだ切り返しをするために自分のレパートリーをひっくり返したが、2つのキスで彼の脳は停止していた。そこで彼はくるりと身を回し、工具を整理しているふりをし、尊大に首を後ろに反らせた。「冗談でしょ?君たち二人、5歳児か何か?」
「毎週5歳児に例えられている人が言うセリフだな」とバッキーは言い返した。
「それは僕が若くて活力に満ちているからだ。君たち90歳とは違う」
スティーブとバッキーはクスクスと笑った。
バッキーはトニーの後ろに歩み寄り、最後に頬にキスをした。「春と冬のロマンスがしたくなったら教えてくれ。喜んで付き合うよ」
トニーは以前も脳が故障したと思っていたが、あの発言だけで彼の脳は致死性のコンピューターウイルスのように感染した。あまりにも信じられない驚きの中で、彼はバッキーとスティーブの出発を見逃した。脳を再起動したときには、二人はすでにいなくなり、彼は一人ワークショップに残されていた。
「フライデー、今何が起きたんだ?」
「バーンズ軍曹、そしてそれに伴いロジャース隊長が、あなたに求愛したと認識しています、ボス」