正しい選択をした
「断られることを受け入れないんですね?」ヘンリーは好奇心いっぱいに尋ねると、アレックスは首を傾げた。少しだけ髪が目に落ちたが、彼はそれを払いのける気はなかった。ヘンリーはそれをやってあげたくなって指先がむずむずする。
「本当の答えなら受け入れるよ」と彼は最終的に言い、ヘンリーの顔は微笑みに歪んだ。
「なるほど」と彼は言った。
「アレックス、早く来いよ!」ノラは、分隊がその日の残りの時間へとさまよい始めるところから叫んだ。ヘンリーは太陽を見て、かなりの時間残っていることを疑った。
「じゃあな、H」アレックスは満面の笑みで言い、そして彼は消えた。ヘンリーは手にヘルメット、喉に心臓を抱えて残された。
***
アレックスはチアリーダーだ。それが前提だ。