あなたは私の頭の中でずっと流れている曲です(そして、それが再生を止めることを決して望んでいません)
「それで、僕は鷹見啓吾、ホークスとしても知られていて――僕の恋人になってください」
戸谷は、ベースを片付けながら、しばらく彼を見つめたままだった。
(しまった。
明日は待てばよかったのかもしれない?
でも、千歌族がうろついているような気がしてならないから、出来るだけ早くこれを済ませるべきだ。)
「本気じゃないですよ」ホークスは急いで付け加えた。「ただ――僕を断らない男がいて、君に盾になってもらう必要があるんです」