あなたの歩む一歩一歩が
ハリーがエグジーの外見に魅力を感じるようになった日は、何の変哲もない日だった。彼はマーリンと話をするために出かけたのだが、マーリンはランスロット候補の訓練の様子を監視しており、ちょうどエグジーが射場で遠距離の標的を次々と破壊し終えたところで、モニターに目を落とした。エグジーは立ち上がり、ゴーグルを額に押し上げると、満面の笑みを浮かべた。その達成感の喜びは太陽のように明るく、ハリーは息が詰まるのを感じた。エグジーがこれほどまでに難なく体現する、致死性と無邪気さの組み合わせが、ハリーの胸に突き刺さり、締め付けられた。そして、彼を襲う激しい欲望の波を止めることはできなかった。