classical conditioning
(もしくは:どうやって男の子をデートに誘うか。)
わかった。たぶん彼のバカ友達の言うことも少しは正しかったんだ、と爆豪は玄関のドアを肩で開けながら思う。母親は居間でコーヒーを飲んでいる。爆豪は靴を脱ぎ捨てて、彼女のところへ大またで歩み寄る。「俺って魅力的か?」と彼はテレビを塞ぎながら要求する。
緑谷は彼の頬をポンと叩く。「あら、坊や。全然じゃないわ。」
彼は二階へ行く。ベッドに顔から突っ伏すと、「ポン」と音がする。プライドのためにもデート相手が必要だが、断られる保証はない。噂は広まるし、彼は目立たないタイプじゃない。もう未来の見出しが目に浮かぶ。大暴露:爆豪勝己、プロムで惨敗。
彼はため息をつき、体をひっくり返す。「わかった」と彼はベッドの横にあるオールマイトのポスターに向かって言う。「あのダンスに一人で行かない。プランBを実行する。」